読んだ本4,5

読んだ本4「ゴング格闘技2023年1月号」

読んだ本4「ゴング格闘技1月号」 大晦日に海外団体Bellatorとの対抗戦を控えたRIZIN特集といった趣で、それぞれ選手のインタビューは読み応えあり。海外勢がみんな日本での試合を楽しみにしているのがありがたい。我らがサトシソウザとクレベルコイケも気合十分である。

個人的にはドミネーター戦でついに覚醒した平本蓮のインタビューが興味深く、ツイッター上の露悪趣味とは裏腹にドミネを破った打撃のノウハウを丁寧に語っていた。あと伊澤星花の寝技解説がやはり異次元。恐ろしいの一言。

ネット全盛ながらこういった格闘技全般を網羅する雑誌はやはり存在価値がある。あと地味に情報量が多いな。読み切るのに3日かかったわ。 とはいえこういった専門誌が休刊しないよう買い支えていかなあかんと思った。以上。

 

読んだ本5 鷲羽大介「暗獄怪談 憑かれた話」 ワッシュ(

)さんの収集した怪談を纏めた一冊(らしい)。何の教訓もなく何もかもが曖昧なまま唐突に終わる奇妙なエピソード群は読む人にじんわりとした恐怖を与える。この手の実話怪談はともすれば単なるつまらない不条理話になりがちだが、本書はしっかり面白く、内容もバラエティに富んでいて物語としての完成度が高い「永遠の魔女」や理不尽極まりない「花嫁の血」恐らく史上最速のAI生成怪談「家族写真」まさかの霊にフィジカル勝ちする「真夜中の四股」なんか変な方向に話が進む「友の形見」等。

どの話も数ページものによっては1ページで終わる超ショートショートなので気軽に読めるだろう。あえて年末年始の寒い中読むのもいいかもしれない。現在進行形で終わる最終エピソードの続報のためにも二作目三作目も出版されてほしい。(了)